「天才とは努力する凡才のことである。」アインシュタインの有名な言葉です。しかし、どんな「努力」も「好き」には勝てない、と私は思います。

学びの場面において最も大切にしたいのは、興味・関心

 興味・関心のないものに無理やり取り組ませても、その効果は半減でしょう。習得するのに時間はかかるし、きっと習得したこともすぐに忘れてしまったり、活用できなかったりすることでしょう。それでは学んでいる意味がありません。
 学びの場面では、「おもしろそうだな」「やってみたい」「なぜそうなるのだろう」と思わせることが最も大切なことだと思います。これら興味・関心が、「楽しい!」「もっとやりたい!」「なるほど!」に繋がりやすく、「好き」の一番の近道だと思います。

興味・関心をひく方法

 では、興味・関心をひくにはどうすればよいでしょうか?いくつか考えてみましょう。
①出会わせ方を工夫する・・・学びの対象に一番最初に出会うとき、その出会わせ方を工夫してみる。
②同じ目線で一緒にやる・・・関わる人が同じように学びの対象に興味・関心をもち、共に驚き、共にわくわくし、共に考え、やってみる。
③本物にふれさせる・・・実際のもの、実物、本物を示す。触れさせる。実際にその場所に行ってみる。実際にやってみる。
④必要感をもたせる・・・学びの対象が習得出来たら、どのようないいことがあるのかを感じさせる。
⑤いいところでやめさせる・・・たくさんはやらせず、あえて小出しにしたり中途半端に終わらせたりして、「もっと」や「気になる」を引き出す。

学びの場とは「好き」を見付ける場

 学校や塾、家庭の学習もそうですが、学びの場とは「好き」を見付ける場だと思います。少なくとも、単にテストの点数を取らせるための場ではないと思います。「好き」は個々それぞれ異なります。すべてを「好き」になる必要もないと思います。自分の「好き」を見付け、突き進み、突き抜けることができれば、こんなに素晴らしいことはありません。ぜひ一人一人に合った「好き」が生まれるよう、支援していきたいですね。

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